リレー記録中にAスロットのSDカードを抜くのはアリ?先輩カメラマンに教わったプロの安全運用ルール
2026/08/06
ワンオペや長時間のイベント撮影で大活躍する、カメラの「リレー記録機能」。
デュアルスロットのカメラでスロットAが一杯になると、自動でスロットBに切り替わって連続撮影してくれる頼もしい機能ですよね。
先日、撮影の現場でふと疑問に思い、経験豊富な先輩カメラマンにこんな質問をしてみました。
「リレー記録でBスロットに切り替わったら、その隙にAスロットのSDカードを抜いてPCにデータ転送を始めても大丈夫ですか?」
カメラの仕様的には「ホットスワップ(電源を入れたままの抜き差し)」に対応している機種がほとんどだし、機能としては問題ないはず……。そう思って聞いたのですが、先輩からの答えは一蹴でした。
「機能としては問題なくても、現場では絶対にやっちゃダメだよ」
今回は、先輩カメラマンから教わった「なぜ抜いてはいけないのか」という理由と、プロの撮影現場における安全運用の考え方について詳しくお伝えします!
「機能上はOK」でも抜いてはいけない最大の理由
先輩が言っていた理由は、拍子抜けするほどシンプルでした。
「今まさに録画している『Bスロット』を、間違えて抜いちゃうからだよ」
カメラのシステムとしては、スロットAのカードを抜いても録画はスロットBで問題なく継続されます。しかし、問題なのはカメラの機能ではなく、扱う人間のミス(ヒューマンエラー)です。
撮影現場は常にバタバタしていて、現場の空気感や予期せぬトラブルで頭が一杯になることも少なくありません。
焦っているときや集中力が切れてきたタイミングで、「えっと、抜くのはAだっけ?Bだっけ?」と一瞬パニックになり、現在進行形で書き込み中のスロットBを抜いてしまうリスクがどうしても発生してしまうのです。
もし録画中のカードを抜いてしまえば、データが破損し、取り返しのつかない事態になります。
「めったに起きない1%」をゼロにするのがプロの仕事
「でも、そんな初歩的なミスなんてめったに起きなくないですか?」
食い下がる僕に、先輩は真剣な表情でこう続けてくれました。
「確かに、普段なら99%は間違えないよ。でもね、何万回・何千時間と撮影をこなす中で、その『めったに起きない1%のミス』を徹底的に排除するのがプロの仕事なんだよ」
どんなに撮影技術や機材の知識があっても、一度のミスでデータを飛ばしてしまったら、クライアントからの信頼は一瞬でゼロになります。
プロの現場で大切なのは「自分は注意深いから大丈夫」と過信することではなく、「ミスが起こりえない構造・ルールをつくること」なのだと教えてもらいました。
まとめ:録画が終わるまでは「カードに触らない」が鉄則!
「録画が終わるまでは、どちらのスロットも絶対に触らない」
このシンプルなルールをひとつ徹底するだけで、誤抜去によるデータ消失のリスクを100%防ぐことができます。
いくらカメラの機能が便利になっても、最後にデータを守るのは現場でのオペレーションです。リレー記録を使う際は「機能としては抜けるけど、安全のために抜かない」というプロの意識を持って、確実な撮影を心がけましょう!
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