動画撮影テクニック設定編その④ 【舞台/動画/撮影/テクニック/編集/東京/埼玉/神奈川/千葉】
今回は②ホワイトバランス(WB)についてです。
ピントと同じくらい難しいのですが、
ものすごく簡単に言えば色味でしょうか。
少女が馬に乗っている写真をご覧ください。
同じ場面でも青っぽかったり、赤っぽかったり、
これはWBが違っています。
舞台やコンサートなどのイベントを撮影する際、
もちろんオートでカメラが勝手にやってくれる機能もありますし、
ご自身で編集などをされるのであれば、後から編集ソフトで修正することも可能です。
昔であればこのWBの設定がビデオエンジニアの腕の見せ所でもあったわけですが
これだけ機材が進歩すると、後から調整、修正をすることが当たり前で、大前提になるので
「途中でWBなどの設定を変えないこと」の方が重要なのであります。
最初から最後まで赤いなら、全てを一気に直せますが、
コロコロ変わるとその都度直すのは果てしなく大変な労力になるからです。
しかも!そもそもビデオカメラ1台で撮影するのであれば
WBはさほど気にすることはありません。
やはり色味の違いというのは複数台のカメラの映像を比較した時に、より明確に感じるものであって、
1台のカメラの映像が多少青かろうが赤かろうが、一般の方は気にならないでしょうし、
気にしなくていいのではないでしょうか。
これはミネラルウォーターの味を見極めるのに似ています。
水の味が分かる方?
普通はわからない方の方が多いと思いますが、
実はコンビニでミネラルウォーターを買ってきて、何種類かを同時に飲み比べると結構わかります。
あれ、甘いなとか、軟水とか硬水の意味もわかってきます。
実は映像も、比較対象がすぐ近くにあって見比べるとすごく分かりやすくなります。
色々小難しいことを説明しましたが
初心者の方向けに要点だけに絞ります。
オートにするのであれば、シーンによって選べる機種がほとんどです。
例えば、太陽光の当たる屋外、夜の室内、蛍光灯の下、などですので、
撮影場所の環境に合わせれば良いと思います。
舞台やコンサートなど、照明が当たるもの、
複数台のビデオカメラで同時に撮影する場合は色温度で設定してください。
色温度で合わせる機能がないカメラもありますが、
大体4,000とか5,000ぐらいの間で、
ファインダーの映像と実際に自分の目で見た感じの色味が合っていれば大きな間違いは起こりません。
ただ、同じメーカーでもカメラの機種が違えば、同じ設定でも違って見えることは多々あります。
ですので、弊社は複数台のカメラで撮影する場合全て同じ機種のカメラを使用するようにしています。
実はここは仕上がりに結構な差となって現れるポイントです。
ただ、なかなか一般の方で同じカメラを3台も4台も持つのは難しいですよね。
その場合はせめて設定をなるべく近い値に合わせるようにしましょう。
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