動画撮影テクニック設定編その③ 【舞台/動画/撮影/テクニック/編集/東京/埼玉/神奈川/千葉】

query_builder 2022/04/15
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前回、設定②では

ビデオカメラで舞台や発表会などを撮影する際に

覚えておいて確認すべき設定は5つ!と言いました。


1フォーカス

2ホワイトバランス(WB)

3明るさ(ゲイン  ISO)

4絞り(F値)

5シャッタースピード


もちろん、何の設定もしないで

フルオートにしてカメラに全てお任せすることも可能です。

ただし!フルオートにして撮影した場合

舞台などではほぼ確実に失敗します。

その理由は、場面が激しく変わることが多いので

明るさや、人の動き、照明などに

いくら優秀になっているとは言え

カメラがついていけないからです。


そういった失敗をなくすためにも

5つの項目に関してはマニュアルで設定するか

オートにするかを選択する必要があります。

この5つのどれかをオートに、

どれかだけをマニュアルにすることも可能です。


それでは順にご説明いたしましょう。


1フォーカス

これは最も重要で、難しいです。

いわゆるピントが合っているかどうか?なんて

プロのカメラマンでも判断するのは大変です。

カメラマンがVE(ビデオエンジニア)さんに

「これピント合ってる?」って確認している場面はよく見ます。

ですので基本はフォーカスこそオートがおすすめです。


ただし、フォーカスをオートにすると

カメラがピントを合わせようと常に被写体を追いかけるので

色々なものに惑わされ、

ピントが引っ張られてしまうケースがよくあります。

一番わかりやすい例が、舞台上が明転する時です。

真っ暗な状態からいきなり明るくなった時、

カメラはほぼ確実にパニックになります。


人間の目も同じですよね。

いきなり明るくなったらしばらくボヤ〜っとします。


かと言ってマニュアルでフォーカスを合わせ続けるなんて

ことは至難の業です。

ではどうするか?

これは本当はあまり教えたくないのですが

舞台撮影の上級テクニックです。


複数台のカメラで撮影する前提ですが

明転して最初に使うことが最も多い

舞台全体を写している固定のカメラだけを

マニュアルでフォーカスを固定してしまうのです。


舞台全体を固定で撮っているということは、

被写体までの距離は変化しないということです。

フォーカスは距離で合わせるので

最初にオートでピントを合わせ、

合った時点でマニュアルに切り替えればそこで固定されます。


5項目についてご説明しようと思いましたが

とても1回では無理でした。

他の4つについてはまた次回以降で

お話ししたいと思います。


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