動画撮影テクニックワーク編【動画/撮影/編集/テクニック/東京/埼玉/神奈川/千葉】
今回は舞台撮影でカメラをどこに配置するか?
について基本的なことをお話しします。
舞台や発表会、コンサートなど様々なイベントがありますが、
基本は同じですので、ムービーを撮影する際に
カメラを置く位置と優先順位について考えます。
これは自分たちで撮影する場合にはもちろん、
業者に依頼する場合も、
どの席を何席ぐらい空ければ良いのか?
を理解するためにも役立つ情報と思います。
①何は無くともセンタールーズ固定
ビデオカメラが一台しかない場合はもちろん、
複数台あっても一番重要なのは客席後方のど真ん中、舞台の全景が撮影できるカメラです。
記録として残すにしても、作品として編集するにしても、
このルーズ(引き画)は大変重要です。
ワンポイントアドバイス
*気持ち広めに設定すること
特に編集する場合、画面を広げることはできませんが、余白を削る事はできるからです。
髪の毛と一緒で、切ってしまったものを伸ばす事はできませんが
多少長く切っておいて後でもう一回短くする事はできます。
*シンメトリー、水平に気をつける
三脚についている水平を取る機能などを駆使して必ずカメラは水平にしましょう。
そして、舞台のど真ん中から撮影しましょう。
1mぐらいずれてもいいか、などど思うと、
後から見た時に非常に気持ち悪いことになります。
必ずど真ん中からシンメトリーで撮影してください。
②センターワーク
プロや少しカメラが扱えるという方がいる場合、
①の定点カメラのすぐ横にワークのメインとなるカメラを配置します。
ワークとは動かせるカメラのことで、グループショットや
表情のアップなどをカメラを動かして撮影します。
カメラマンや台数が少ない場合は特に、
このセンターのカメラで全てやらないといけないので非常に重要でテクニックが必要とされます。
(撮影テクニックに関してはまた別の機会に詳しく)
ワンポイントアドバイス
*初心者の方であればカメラを動かすのはまず失敗の元!
ワークしないことが一番です。
*この①と②だけで撮影して後で編集してもあまりいい作品は期待できません。
このフォーメーションで成功した例は私個人的にはほぼ見たことがないです。
③サブワークカメラ
ここに2つ目のワークカメラを加えることでグッと作品ぽくなります。
位置は、内容によりますが、
①を挟んで②の反対側、もしく客席の真ん中よりやや前列の端をよく使います。
この場合は②のカメラとの連携が重要です
ワンポイントアドバイス
*②と役割を分担し、サイズやアングルを変えることが重要です。
例えば、②で3〜4人のグループのかたまりをやや広め(ミドルルーズ)で狙い、
③はアップ目を狙うとか、
芝居が左右に分かれる場合や、2人芝居の切り返しなどはどちらを狙うか、
事前に分担するなどお互いの連携と経験が必要です。
④〜演出に幅を与えるプラスαカメラ
4台以上を置く余裕がある場合、後日編集するという前提だと思いますので
編集時に使い勝手の良い、スイッチングの幅を広げる
カメラアングルとして使え、作品がグッとレベルアップします。
例えば
*サイドルーズ
横から、斜めからといった、①とは違ったアングルです。
*前ツラあおり
特にダンスものや音楽ものに有効です。
観客席の一番前の中央に、やや下から固定のカメラを置きます。
ダンスフォーメーションで中央に集まる場合、
ボーカルの方が前や中央に出てくる場合など、アクセントとして有効です。
*ワークエキストラ
出演者が多い、カメラマンも余裕がある場合は
もう一台、③のカメラを増やすというのも手です。
以上がカメラを設置する際のポイントです。写真に座席表を載せております。
赤字で記したあたりがカメラ席になる場合が多いので参考にされてください。
*もちろん、お客さまの入り状況や様々要因によって変更される場合は多々あります。
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